記事は、近代以前の朝鮮半島は中国大陸の文化の影響を強く受けており、漢字を用いた記録が行われてきたとしたうえで、1948年に「ハングル専用に関する法律」が施行されたことにより、漢字が廃されていったと紹介した。
一方で「漢字の排除は多くの不便をもたらした。ハングル標記のみでは同音語を前後の文脈から判断せざるを得なくなり、容易に意味の取り違えが生じるようになった。また、同音の韓国人名が頻出し、それぞれを区別するために身分証に漢字を併記する状況になっている」と説明。そして、「韓国の古典は全て漢字表記であり、名勝旧跡にも多くの漢字が書かれているにも関わらず、ハングル教育を受けた韓国の若者は自分の名前以外の漢字を知らない。それゆえ、自分たちの歴史文化を理解することができないのだ」と論じている。
そのうえで「漢字排除の法律ができてから数十年が経過した今、多くの韓国人が漢字の必要性を認識し、学術界からは漢字の復活を呼びかける声が出始めた。一部の保護者はすでに子どもたちに漢字を教えているという。そこで韓国政府は昨年末、2019年より全国の小学5-6年生の教材に漢字とその読み方、意味を表記する方針を示した」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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