記事によると、訪中外国人自体は多いが、仕事で訪中する人も多いため、旅行目的の外国人は減っているという。これは欧米の経済が低迷しているという理由もあるが、やはり中国を旅行先として選ぶ人が少ないような気がするという。では、どんな理由が考えられるだろうか。
記事は、流行性の病気や自然災害、政治的要素が旅行業界に与える影響は大きいと指摘。中国の場合は深刻な大気汚染が大きなダメージとなったという。記事は、「海外メディアが偏見を持って大げさに取り上げた」ため、西洋人は戦々恐々となり、だいぶ改善されてはきたものの、西洋人はいまだにマスクをしていると不満そうに伝えたが、海外と比べたら中国の空気の質はお世辞にも良いとは言えない。
さらに、中国は観光地として必要な3つの要素が足りないと分析。それは、「基礎的な設備」、「親しみやすさ」、「安定した環境」で、これらが揃っていなければ、どんなに良い観光資源があっても客は来ないと指摘した。中国には張家界や兵馬俑、新疆ウイグル自治区のカナス湖など、魅力的な観光地は多くあるが、受け入れ環境が整っておらず、チケットは高く、どこのサービスも画一的で観光客を満足させられないのだという。
実際のところ、歴史と文化のある中国には豊富な観光資源があり、実際に自分の目で見てみたい場所がたくさんある。習近平主席もトイレ改革に力を入れており、観光客を満足させられるような施設やサービスを提供できるようになれば、訪中外国人も増えていくのではないだろうか。
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