日本と中国では公務員の扱いが大きく違っている。中国の公務員といえば、態度は非常に尊大で、「公僕」という意識が大きく欠けているように見える。
それゆえ日本で公務員のサービスを体験したことのある中国人は「中国とは全然違う」と大きな驚きを感じるようだ。

 記事は、中国で公務員といえば「絶対に食いっぱぐれのない職業」として大人気であり、特に中央政府の職ともなれば競争率は非常に高いのが一般的だと指摘。しかし、日本では公務員であっても中国ほど「優遇」された生活ができるわけでもなく、むしろ「公僕」として国民に「譲歩」したり、「犠牲」になるのが一般的だと指摘した。

 さらに、日本で公務員になるメリットは「安定した生活」という1点だけであるとし、中国のような「役得」や「特権」は望めないのと指摘。仮に中国の公務員のように「特権」を享受したり、尊大な態度で振舞ったりすれば、職を追われてしまう可能性もあるとし、日本の公務員は自分自身が人びとからどのように見られているかを気にして行動する必要があるのだと論じた。

 また、日本では市役所を始めとする公共施設では、中国では絶対に体験できないサービスを享受できるとし、職員の対応の質は「天地の差がある」と指摘。住民票の移動など、どのような目的であっても、役所の職員は最後までしっかりと対応してくれるとし、中国では耳にできない「お待たせしました」、「失礼しました」といった言葉も日本の役所では一般的に使われていると論じた。

 さらに記事は、日本では公務員が人びとに対して「礼儀正しく、謙虚な態度で接する光景を見ることができる」とし、日本に来れば「本当の意味での公僕とはどのようなものかを知ることができるだろう」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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