近年多くの中国人が国外の旅行先として日本と韓国を選ぶようになり、メディアを通してではなく、両国の文化や暮らしぶりを直接的に知る機会も増えている。人口や国土の広さ、また、発展を遂げた時期などざまざまな違いがあるゆえに日中韓を比較するのは難しいと言えるが、記事は「民度、歴史問題への対応、中国に対する見方や態度」という独自の視点から日韓を比較している。
まず記事は民度について、「日本は家の玄関に鍵をかけなくても暮らせるほど治安が良く、財布が落ちていても交番に届けられるほど」だと指摘し、民度は日本の方が韓国より上ではないかと主張。次に、歴史に対する態度については「日本は歴史を歪曲している」とする一方、韓国は中国の文化を「韓国発祥」であると出張しているとし、両国ともに歴史に対する態度に誠実さが欠けていると主張した。
また、中国に対する態度については「日本は過去に中国から多くの文化を学び、導入したことを隠さず、中国の発展についても客観的に認めようとする傾向にある」が、韓国は日本のような素直さがないと主張。中国からすれば日本も韓国も「源は中国から広がっていった文化を持つ国」だが、こうしたルーツを認めつつも自国で更なる発展を遂げて世界に認められるようになった日本に対して、韓国はこうした謙虚な姿勢に欠けることを指摘した。
結論としては「韓国と比較した場合、中国のライバルとなるのは、やはり日本しかない」とし、韓国は中国の脅威にはならない国だとした。記事が引き合いにしているのはどれも数値化できない事柄ゆえに、独自の主張としか言いようがないが、日本は中国にとって侮れないライバルとして意識せざるを得ない存在となっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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