まず最初に挙げたのは、「制限」するのではなく「分散」させることを主眼に置いた交通管理だ。「東京もかつてはひどい渋滞が発生した時期があった。バブル真っ只中だった1980年代末から90年代初めで、経済活動が活発だったこともあって道路上では激しい渋滞が起きていた。しかし、東京は今の中国のようにナンバーや車種によって通行を制限するような措置をとらなかった。主眼に置いたのは制限ではなく、道路の拡張、交通インフラの充実だったのだ」としている。
2つめは「東京では『毛細血管』が発達していること」とした。「都市の道路交通網は人体の血管のようであり、動脈、静脈、そして、毛細血管が張り巡らされており、どの血管が詰まっても健康を害することになる。東京には、この毛細血管のような小さな道路がたくさんあるのだ。一方、中国の多くの都市は往々にして幹線道路の建設に注力し、普通の道路の整備が追いついていない。それゆえ、幹線道路で激しい渋滞が起きてしまうのだ」と論じた。
3つ目には、駐車料金が高く設定されていることを挙げた。また、高い駐車料金は違法駐停車を増やしかねないが、日本では近年駐車違反を専門に取り締まる駐車監督員の制度を導入して監視を強化し、重い反則金を科すことによって違法駐停車の増加を食い止め、スムーズな交通の確保につながっていると説明した。
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