記事は、「ドラえもんを見ていると、のび太はいつもジャイアンやスネ夫に呼ばれて野球をやっている。どうして日本の男の子はこれほどまでに野球が好きなのか。野球は集団性、対抗性が強い9人で行う球技。バット、ボール、グローブを用い、攻守を交代しながら得点を競い合う。米国、日本で特に人気があり、日本では中国の卓球に相当するような地位を獲得している。世界の競技人口は7番目の多さでトップ3には入っていないが、日本人の好きなスポーツランキングではサッカーやテニスを抑えて長年1位を保っている。世界的には人気があるわけではないのに、どうして日本人は野球に深い思い入れを持っているのだろうか」とした。
その答えについて記事は、「平和な時代、武士たちは自らの剣術を高めることを競い合ってきた。野球も剣術同様、基本的に一対一の形式で訓練し技術を高めていく。明治時代に入って西洋のスポーツが日本に入ると、武士の文化が色濃く残っていた日本人は自然と野球に対して熱意を持つようになった」と論じている。そして、「武士道精神の土壌があったからこそ、野球は日本に根ざして普及し、非常に人気の高いスポーツになったのだ」と結論づけた。
野球は1チーム9人で行うスポーツであり、チームとしての作戦や選手間の連携、内野外野の守備、走塁といった要素も大切なのだが、やはり、クローズアップされるのはピッチャーとバッターによる1対1の勝負だ。サッカーなどにも1対1のマッチアップはあるが瞬間的なもの。この点は野球ならではの特徴と言えるし、戦乱の世に日本でしばしば繰り広げられた「一騎打ち」に通じるものがあるという見方もできそうだ。
野球においてしばしば「倒れる」、「切って取る」、「憤死」という日本語表現を用いるということを知れば、作者はなおのこと日本の野球に「サムライ」を感じるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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