色や機能、デザインなど種類豊富な日本のランドセル。6年間使う前提で作られているだけあって非常に丈夫だが、価格設定も高くなっている。
2018年版のランドセルでは最も売れている平均価格は4万円台だという調査もある。そのためか、小学生が使うかばんにしては高価だと外国人には感じるようだ。

 中国メディアの今日頭条は26日、日本と中国の子どもたちが通学で使うかばんを比べる記事を掲載した。記事は、中国の小学生が使うかばんは安価な布製で、アニメものが多いと紹介。値段は高くても100元(約1700円)以下だという。もともと長く使うつもりではなく、6年間の間に何度も買い替える前提で選んでいることが分かる。

 それに対して日本のランドセルは、色の種類が多く、安くても数万円、なかには10万円ほどのものもあり、価格が桁違いで「iPhoneが買えるほどだ」とその高さに驚いている。

 なぜランドセルは高価なのだろうか。記事は、ランドセルを「ただのかばんだと思ってはいけない」と指摘。緻密な設計で、柔らかいのにしっかりした作りになっていることや、ほとんどのメーカーで6年間保証付きのサービスが付いていることも紹介。必要に応じて修理しながら6年間使い切るという考え自体、中国とは違うと言えそうだ。

 さらに、記事が特に感心しているのは、「安全意識の高さ」だ。
ランドセルは、後ろに転んだ場合や事故に遭った時でもクッションの役割を果たすと指摘、子どもの安全を重視する日本人の方法に感心し、自分たちも学ぶべきだとしている。

 記事では、ランドセルの機能に注目し感心しているが、最近のランドセルで最も重視されているのは「軽さ」と「カラー」だという。とはいえ、「機能性」についても、事故防止機能、髪が巻き込まれないための工夫、金属アレルギー対策など、安全対策が進んでいるのは注目に値する。質が高く、安全性にも工夫が見られる日本のランドセル。中国のかばんと比べて値段が桁違いでも当然といえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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