記事は、サッカー・ワールドカップロシア大会で日本のサポーターが試合後に観客席のゴミを拾う光景が話題になったと紹介。
その一方で、日本人がこのような習慣を身に着けたのはほんの20年ほど前からであると指摘。「戦後の日本は50年代より高度経済成長に入ったが、経済の発展に国民の全体のモラルや公衆衛生に関する意識が追い付かなかった。1964年の東京五輪は確かに環境美化に取り組むきっかけとなったが、その効果は農村や地方都市までは波及しなかった」としている。
また、高度経済成長に伴って日本ではさまざまな環境汚染が深刻化し、50年代末から70年代にかけては水俣病や四日市喘息などの深刻な公害病を引き起こしたと説明。大気汚染は90年代まで続き、「光化学スモッグ注意報」が発令されることもしばしばあったと伝えた。
そして、公害訴訟運動が全国的に高まりを見せる中で、日本政府は工業汚染の抑制、環境保護に取り組む決心を迫られ、法整備を進めたとし、国民の環境保護意識の高まりも日本の環境を改善する大きな要因の1つになったとしている。
記事は「日本人自身も想像できなかったかもしれないが、かつて外国人から蔑視され風刺されてきた日本の民衆が、環境保護の行動によってそのイメージを前代未聞ともいえるほどのスピードで変えてしまった。わずか20-30年で日本は自らのイメージの転換に成功し、さらにはゴミ拾いを世界から賞賛される『ソフトパワー』に変えてしまいさえしたのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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