記事は、2004年に日本の紙幣デザインが切り替わり、5000円札では新たに女性に肖像が起用されたと紹介。「一般的に、高額紙幣上に印刷されるのは主に国の勲功者なのだが、日本ではそうではない女性が選ばれた。では、彼女は一体どうして紙幣に描かれるという栄誉に浴することになったのか」とした。
そのうえで、この女性が19世紀の女性作家・樋口一葉であると紹介。その人生は非常に短く、わずか24年間しかなかったが、人生最後の1年半で奇跡的ともいえる勢いで日本の文壇を駆け巡り、この時期を代表する作家の1人になったことを伝えている。
そして、1872年に生まれた樋口一葉は公務員の父や兄を持つ比較的裕福な家庭環境だったが、女子に勉学は不要との考えだった母親によって学校を退学させられ、裁縫の技能を学んでいたが、父や兄が相次いで死去して家は一気に貧しくなり、婚約相手にも逃げられてしまい、文筆で生計を立てることを思いついたと説明。多くの社会末端の民衆と触れ合った経験と自身のみずみずしい感性が融合し、24歳で亡くなるまでのわずか1年半の間にまるで神がかったように「たけくらべ」などの作品を表し、一躍文壇に名を轟かせ、大衆から賞賛を浴びたとした。
しかし、当時は不治の病とされていた肺結核を患った樋口一葉はまさにほんの一瞬の輝きを残して24歳の生涯を閉じることになった。記事は「この偉大な女性を記念すべく、日本政府はお札にその肖像を印刷することにしたのだ」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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