中国メディア・東方網は4日、日本のトイレを利用した中国人観光客があることに不満を抱いたとし、日本の「トイレ文化」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「初めて日本を訪れた中国人観光客が、あることに不満を覚えた」と紹介。
その不満が「日本は環境が良くて、サービス態度も非常に素晴らしいのに、どうしてトイレに窓がないのか」というものだったと説明した。日本では比較的よく見かける窓のないトイレに対し、この中国人観光客は息苦しさを感じたようである。

 そのうえで、この観光客の話を聞いた日本人が「これが日本のトイレ文化であり、初めて日本に来たのでは理解できないのも無理はない」との感想を残したことを伝え、「きっと多くの人が、トイレ文化という言葉を初めて聞くかもしれない。美食文化や観光文化は分かるが、トイレ文化とはいったい何だろうか」と疑問を呈した。

 そして、日本では一般住宅にしろ、公衆トイレにしろ、窓が設置されていないトイレが多く存在すると指摘。日本のトイレは中国とは異なり浴室と完全に分離されていることが多く、トイレで多くの雑菌が繁殖する心配が少ないとし、窓がなかったとしても清潔を保つことができ、悪臭が立ち込めないと解説している。

 記事はまた、中国とは異なる日本の「トイレ文化」の一つとして、日本の水洗トイレを流れる水の勢いが中国よりも強いとも伝えている。「ハイスピードかつ短時間で便器の異臭や汚れを一気に流してしまうので、清潔を保つことができるのだ」と説明した。

 確かに、日本のトイレの水流は中国よりも勢いが強い印象があり、記事の説明も一理ありそうだ。しかし、記事が言及していない、日本のトイレが窓なしでも清潔に保たれている重要な理由がある。それは、換気システムがしっかりしていることだ。空気の流れがちゃんとできているからこそ、閉鎖的な空間の「窓なしトイレ」でも快適な環境を保つことができるのである。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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