冬に旬を迎える魚の代表格といえば、ブリだ。西日本の一部地域では正月に欠かせない魚とされ、雑煮の具にも用いられるほどの人気だ。
その理由は成長するたびに名前が変わる「出世魚」だからであり、その名前は地域によって異なり、非常に多いことで知られている。中国メディア・東方網は16日、「全世界で名前が最も多いこの魚、日本だけで100種類もの呼び名がある」として、ブリを紹介する記事を掲載した。

 記事は、「魚は本来人間の生活の中で最も常食される肉食の一種であり、異なる海域で違う味わいが楽しめるのが魅力だ。しかしその中には、名前があまりに多すぎてそれぞれ違う魚だと誤解されてしまう奇特な魚があるのだ」として、ブリを挙げた。

 そして、ブリについて「スズキ目アジ科の温水性魚類で、大きな体型でなおかつ肉質が非常に優れているため、日本人に深く愛されている。日本料理では上等の食材とされていることからも、日本人のブリに対する愛着が伺えるのだ」と紹介している。

 また、中国ではブリには「黄甘魚」、「青甘魚」、「平安魚」、「蕃薯仔」などいくつかの呼び方があるが、日本では大きくなるごとに名前が変わると説明。このためにブリには「モジャコ」、「ヤズ」、「イナダ」、「ハマチ」、「ワラサ」などの100種類前後もの不思議な呼び名が存在するのだとした。

 記事は、ブリはまさに出世魚の名にふさわしく、成長して呼び名が変わるとともにその価値もどんどん上昇すると紹介。大きく成長して脂が乗った「ブリ」は刺身にしても焼いて食べても抜群のおいしさであると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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