中国メディア・東方網は17日、日本に滞在するうえで中国人が注意すべきことを紹介する記事を掲載した。記事は、隣国で似た文化を持つ日本であっても中国と決定的に異なる習慣が少なからずあるとして代表的なものを3つ挙げ、中でもそのうち1つは日常的に無意識のうちにやってしまうので特に注意が必要だとしている。


 1点めは衛生に関する習慣だ。「知っているとおり日本の人たちは衛生面を特に大切にしている。街を歩くと、周囲が非常に清潔に保たれていることに気づくはずだ」と説明した。また、日本人は公衆衛生に気を遣うだけではなくて、個人の衛生も重視する傾向があり、ちょっと外出するだけでも清潔に見えるように身なりを整えるのだと伝えた。

 2点めは、写真の撮影に関してである。中国の多くの人にとって、好きな物や景色を見ると携帯電話を取り出して写真を撮影しようとすることが習慣になっているが、プライバシーを重視する日本人は好き勝手に写真を撮られるのを非常に嫌がると指摘。「事前に許可や同意を得ないまま撮影するというのは、非常に失礼な行為だとみなされるのだ」と説明している。

 そして、3点めに挙げたのが、中国人がもっとも無意識にやってしまいがちな「値切り」の習慣が、現代の日本にはあまり存在しないことだ。「中国人観光客は買い物する際に値切りすることを好む。実際にどれだけ値切りできたかは別として、値切るという行為に達成感を覚えるからだ。しかし、日本人は値切り行為に対してむしろ反感を覚え、失礼な行為だとみなす傾向にある」とした。

 その理由について記事は、日本では品物の値段があらかじめ合理的な範囲内に設定されているからであると指摘。
「だからこそ、日本の市場は長期的な発展を遂げることができたのだ」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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