中国メディアの今日頭条は11日、「日本が海外に輸出している木材の半分近くは中国に来ている」という主題で記事を掲載し、天然資源の保護に目を向けることの大切さについて伝えている。
記事はまず、日本は長年中国から「使い捨ての箸」を輸入しているゆえ、中国人の多くは「日本は天然資源が乏しい国である」と思ってきたと紹介。だが、日本は自国の樹木を伐採せず、中国を含めた諸外国から木材を輸入することによって「外国の樹木を伐採してきた」のだと主張した。
では、なぜ近年の日本は多くの木材を中国に輸出していて、年々その量が増加しているのだろうか。その理由として記事は、「中国の急激な経済発展を背景とした木材需要の増加」と「中国の自然保護に対する意識の高まり」が大きな要因となっていると分析した。
さらに記事は、多くの中国人の日本に対する認識は間違っているとし、日本は国土面積こそ小さいが、国土の多くが森林であるため森林率は極めて高く、70%弱もあると強調。一方、中国は砂漠も多いため、森林率は22%ほどしかないことを紹介し、それなのに日本は長年にわたって中国から木材資源を輸入してきたのだと主張、今後の中国は将来の更なる発展のために自国の資源を保護していく必要があると主張した。
中国人はどちらかと言えば、目先の利益を重視する傾向にあるが、環境保護はどうしても長期的な視点で取り組む必要があるものだ。持続可能な発展のためには中国も環境保護に本腰を入れる必要があると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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