中国メディア・東方網は14日、東京に近いうえ自然豊かな茨城が、中国人観光客にとって格好の観光拠点になりつつあるとする記事を掲載した。

 記事は、日本旅行というと多くの人が富士山、北海道、京都、奈良といった定番の観光地を想起するだろうとしたうえで、「東京から自動車で小一時間いった場所が、実は多くの観光客に見過ごされている天国なのである」として茨城県を紹介。
非常に有名な観光スポットは決して多くはないが、現地には日本の優れた風景や情緒にあふれているとした。

 そして、日本の桜名所100選にも入っており、道路一帯にソメイヨシノが咲き乱れる日立市の平和通りや、一年間様々な花の美しさを楽しむことができる国営ひたち海浜公園といったスポットを紹介。特に、ひたち海浜公園については「花が咲き乱れる丘に登れば空と海が一体となり、それは形容し難い美しさなのだ」と説明している。

 また、茨城には美しい海岸があり、海に立つ大洗磯前神社の鳥居や、ガラス張りの空間から目の前に広がる太平洋を一望することができ、思わず時間を忘れて眺めてしまう日立駅からの絶景を挙げたほか、イセエビの味噌汁やうまみの詰まった岩ガキなど、港周辺の魚市場で安くて新鮮な魚介類に舌鼓を打つことができると伝えた。

 かつて茨城は中国国内であまり知られていない日本の地域の1つだったが、中国系のLCCキャリア・春秋航空が同空港と中国各地を結ぶ路線を積極的に就航させたことで知名度が大きく高まった。今後、茨城が持つ魅力がさらに紹介されることで、茨城空港からすぐに東京に向かわず、茨城での観光を楽しむ中国人観光客もますます増えてくることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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