記事は、一部統計を引用し、日本人が使用する棺のうちの9割は中国から輸入されたもので、その数は毎年数百万個にのぼると指摘。それらは日本人によって注文され、主に山東省の工場で生産されているという。
国や地域で葬儀の方法が異なるゆえに、棺の形や使用される素材は日本からの注文に応じて中国の工場で製造されるが、棺の材料として日本産の桐を輸入して作られていると紹介。これについて、高齢化が進む日本では「自分の葬儀について考えることはタブーではなく、棺を選ぶ時も家具を選ぶかのように高価でも自分の満足できるものにしたい」と考えている人が少なくないと説明し、生前に棺を決める人もいるとした。
さらに、日本人の多くは「中国の製造業が発展していることを認めてはいるが、実際に自分の生活のなかに占める中国製品の多さに気付いておらず、棺までも中国製品を使っていることを知ると衝撃を受けるようだ」と伝えた。
一方で、中国人からしても山東省荷澤市が「日本の棺の生産地」として発展し、1つの工場で年間数億円の収入を得ていることは大きな衝撃を与えているようだ。工場内の様子も伝えているが、手作業の工程が多く、数百人の従業員が注文に間に合わせるために毎日残業しているという。風が吹けば桶屋が儲かるという言葉があるが、日本の少子高齢化は中国に全く無関係ではなく、記事の内容は中国人を少なからず驚かせるものとなったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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