日本では4月27日から10連休のゴールデンウィークが始まった。なかには海外旅行へ出掛ける人も大勢いることだろう。
中国でも5月1日はメーデー(労動節)となっていて、1日から4日まで連休となるため、連休を利用して日本を訪れる中国人は多いと予想されている。

 中国は国土が極めて広く、南部に住む人のなかには雪を見たことがない人も大勢おり、冬の北海道は人気の渡航先となっている。だが、北海道を訪れる中国人にとって、魅力的なのは冬だけではないようだ。

 中国メディアの今日頭条は24日、「なぜ中国人は北海道をこんなに愛しているのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「北海道の魅力は雪だけではない」と伝え、中国人の目に映る北海道の魅力を伝えている。

 記事はまず、北海道を訪れたことがないとすれば、「それはすばらしいものを逃していることを意味する」と主張し、具体的な魅力を紹介した。たとえば札幌には肌寒い季節に体を温めるのに最適で濃厚スープが美味しい「札幌ラーメン」があり、「富良野」には欧州を旅しているかと思わせるほど美しい初夏に咲き誇る花畑があると主張した。

 さらに「函館」には1600本もの桜の木が植えられている「五稜郭公園」があり、中国でも人気が高まっている花見を堪能できると紹介。また「函館の夜景」はイタリアのナポリや香港の夜景と並んで必見だと主張した。他にも記事は、「小樽」「旭川」「洞爺湖」「阿寒湖」「摩周湖」などの観光スポットを紹介し、北海道には雪だけではない魅力がたくさんあって、豊かな自然と都市が融合していてご飯も美味しいことが魅力だと強調した。

 もともと中国で北海道ブームが起きたのは、「非誠勿擾」という中国の映画がきっかけだったと言われている。確かに北海道ブームは同映画によるものだが、一過性のブームで終わらなかったのは、それだけ北海道に魅力があるからなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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