30年にわたる平成の時代が幕を下ろした。その時間の長さは人によって感じ方はまちまちかもしれない。
しかし、社会状況や人びとの生活、価値観が大く変化したことは間違いない。中国メディア・東方網は7日、平成の30年間における日本人女性のパートナー選びの基準の変化について紹介する記事を掲載した。

 記事は、平成時代の30年間、日本国民の初婚年齢は上昇を続け、女性では20年前に比べて3歳も遅くなっているとしたほか、特に大都市での晩婚化が顕著に見られるようになったと紹介。そのうえで、20世紀末から始まった平成の30年で日本人女性が抱く理想の結婚相手像にどのような変化が起こったかについて紹介している。

 まず、平成が始まった1989年のバブル絶頂期には顔が良く、スタイルが良く、収入が高く、向上心がある男性が特に好まれる傾向があったと紹介。それがバブル崩壊後の90年代から2000年代にかけては、経済の停滞や就職氷河期、賃金増の鈍化などといった要素の影響を受けて、結婚しない、結婚できない若い男女が増えたとした。そんな中で、安定した仕事を持つ男性が女性にとって理想の結婚相手となったと伝えた。

 そして、2010年代に入るとモバイルネットワークの爆発的な普及により従来とは比べ物にならないほど多彩な情報を速やかに入手できるようになったこともあり、より自分にマッチした相手を選ぶ傾向が強まったと説明。外見や収入以上に、金銭感覚や価値観、性格の一致が重視されるようになったとしている。

 記事は、「日本経済の変化と、日々進歩する技術が、知らず知らずのうちに人びとの結婚観、価値観、人生観に影響を与えてきた」と30年間における「理想の相手」の変化を評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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