日本料理は美しく精緻だと称賛されており、和菓子も芸術品のように美しく、味も良いとして外国人にも人気だ。しかし、日本には子ども向けの親しみやすいお菓子も存在する。
中国メディアの今日頭条は8日、日本の駄菓子を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本の有名な駄菓子を幾つか紹介し、中国の駄菓子と比較している。その1つが「チョコ棒」だ。ベースになるスナックは中国にもある「粟で作ったお菓子」に似ているが、ポップコーンのような味がしてチョコレートがかかっており、さらに砕いたアーモンドまでがかけてあり、「すごくおいしい」と駄菓子とは思えないレベルの高さに脱帽している。

 次は「もろこし輪太郎」。中国にも類似品があるが日本のほうが口当たりがなめらかでおいしいと高評価。
ただ、同系統のスナック菓子「キャベツ太郎」については、カエルのイラストも商品名のキャベツも中味とは何の関係もないのが納得いかなかったようだ。そのうえ酸味があるため、評価が分かれるところだと伝えている。

 また、日本らしい駄菓子としては「ビッグかつ」と「蒲焼さん太郎」を紹介。日本のソースのおいしさは中国では理解されないことが多いが、ビッグかつも例外ではなく「カレーの味がして非常にしょっぱい」と低評価だった。ただ、魚肉でできていることに興味を示したほか、蒲焼さん太郎は「豆腐皮を干したもの」に似ていて噛み切るのが難しい、と日本には珍しい駄菓子もあると伝えている。

 最後に麩菓子も紹介し、中国人としては見た目には難ありだが、口の中でとろける食感が珍しいと伝えている。
記事の紹介した菓子のいくつかは、中国でも似たようなものがあるものの、日本のほうが味や見た目、包装によりこだわりが見られ、何と言っても安いのが特徴だ。記事も「これだけの種類を食べても100円程度」と中国人も驚く安さであることを紹介している。

 記事に対しても、多くの驚きと称賛のコメントが並んでいる。「日本の駄菓子のほうが衛生的」、「駄菓子なのに高級感があるのは匠の精神のおかげか」、「日本には10円のうまい棒が何十種類もある」など、同じ駄菓子でも中国とはずいぶん違うと指摘する声が多く見られた。また、柿の種やじゃがりこなど他にも日本の駄菓子を代表するお菓子は多いという指摘も見られた。そのうち、日本の駄菓子が旅行客に爆買いされる時が来るかもしれない。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
日系車のオーナーはなぜ事故で廃車になっても「また日系車を買うのか」=中国
なぜだ! 東南アジアの国民は日本に対して「中国人のような感情を抱いていない」=中国
日本語はなぜ「緑」と呼ぶべきものを「青」として表現するの? =中国メディア
日本人の学習能力の高さ・・・それが現代の科学技術力をもたらした=中国メディア
中国の自動車修理工が語る「自分が日系車を勧める理由」=中国メディア