少子高齢化が進む日本。学生数の減少を背景に、積極的に中国人留学生の受け入れを行っている大学は少なくない。
また、労働力不足も深刻となっているため、中国人をはじめとする外国人を積極的に雇用する企業も増えている。こうした動きは法務省の在留外国人統計にも明確に現れており、2018年末時点の日本の在留外国人は273万1093人で過去最高を記録した。

 日本と中国では国の制度から文化、そして人びとの生活習慣にいたるまで、様々な違いが存在するが、中国人は長期にわたって日本で暮らすとどのような変化が生じるのだろうか。中国メディアの捜狐はこのほど、中国人も日本で暮らしている日本に染まってしまい、「悪習」も含め、日本人のような習慣が身についてしまうと主張する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人が日本を訪れたばかりの頃に衝撃を受けたり、面食らったりすることは「多々ある」ことを紹介。たとえば、「日本人がどんなことでもすぐに謝ること」、「日本人の話す英語が聞き取れない」、「トイレに無料のトイレットペーパーが設置してある」、「電車が時間どおりに運行している」、「貧富の格差が小さく、安定感と安心感がある」ことなどを挙げ、日本と中国の社会は大きなことから小さなことまで、多種多様な違いがあることを紹介した。

 一方、日本で暮らしていると中国人も徐々に日本に染まっていくことを紹介し、日本は治安が良いため、「スリや空き巣を警戒しなくなってしまう」、「紙幣の真贋を確認しなくなったり、短時間ならば自転車の鍵をかけずに停めてしまう」といった行動を取るようになってしまうと紹介。また、「お辞儀の習慣が身についてしまう」ことも挙げ、この習慣は中国に帰国した際に問題になってしまう、中国人にとっての「悪習」であると伝え、「中国人が中国人相手にお辞儀をしてしまうと馬鹿にされる」ことを強調した。

 そのほかにも「自発的に列に並んでしまうこと」、「ジャパニーズイングリッシュを話してしまうこと」、「売られている食品を安全だと盲信してしまうこと」、「広告を信じてしまうこと」なども帰国後に困ることだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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