中国では、「お金」は人生という「建物」の「基礎」にあたる部分であり、この基礎があって初めて家庭や人間関係も上手に構築できると考える人が多い。つまり人生でお金は最も重要なものの1つという考え方だ。


 こうした考え方が一般的な中国人からすると、日本には「大きな違和感」を抱かざるを得ない現象が存在するようだ。中国メディアの今日頭条は29日付で、日本には月収が「47万円以上」でも人手不足の職業があると紹介、日本の若者たちが次々と高給の仕事を辞めていく現象は理解しがたいと論じた。

 記事が紹介した人手不足の職業とは「内航海運」だという。内航海運は日本国内の海運貨物輸送のことだが、内航船の一般船員の月収は約47万円であり、船長は52万円、この職業に関連する資格を一切もたない新船員であっても35万円以上であり、日本の新入社員の月収20万円と比べても給料は高いと説明した。

 それにも関わらず、内航船の仕事に就いた日本の若者たちが次々と辞めているために現在人手不足の問題に直面していると紹介、これには出勤時間の特殊性、きつい肉体労働であること、また職場の人間関係などが理由に含まれるとした。

 しかし中国人であればどんな仕事でも労を厭わず働いてまずお金を貯め、その後自分の好きな事業を起こすと説明。約47万円という高給の仕事を日本の若者たちがやりたがらないのは、多くの中国人にとって理解できないと論じた。

 記事は、自分の好きな事業を起こし仕事上の意義を得るにもまず経済という基盤をしっかり確立する必要があるという一般的な中国人の考え方を紹介している。多くの中国人は「お金も万能ではないが、多くの物事は金銭なしでは語れない」と考えるゆえに、高給の仕事が人手不足に直面しているという事実はなかなか理解できないと感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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