記事はまず、中国の製造業が遅れていると言える理由を紹介。技術者のうち、中国では高度な技術を持つ技術者は非常に少なく、その割合は日本やドイツに大きく劣っている都市的。記事は、この格差は衝撃的だが、「さらに恐ろしいのは、中国は30年前から増えていない」ことだと指摘。これは、「高い技術を持つ技術者を育成する環境が整っていないことを示している」と危機感を示している。
ではなぜ中国では「高度な技術者」がこれほど少ないのだろうか。記事は「若者の工場離れ」があると指摘。中国の若者は、ますます工場に嫌気がさしているというが、それには社会的な問題があると指摘した。その1つは「技術者の仕事は大変」だからだ。高度な技術を習得するには時間がかかり、才能だけに頼るわけにはいかない。仕事内容も大変で「高い民度がないとできない」とした。
2つ目には、中国では「高級技術者は存在感がなく、人気がない」と指摘。
記事は結論として、「社会、企業、学校の3者が一団となって匠の道を探すしかない」と訴えた。企業は質の高い人材を育成する意識を持ち、職業訓練学校は生徒がこうした企業の技術者から学ぶ機会を与え、社会全体の考え方を変える必要があると訴えている。さらに、「見栄えだけで使えない人材を育成する大学」が多すぎるとも苦言を呈し、「学力で人を差別する人材はもう要らない」と、学歴至上主義になってしまった中国を変えるべきだと締めくくった。
中国では、日本の匠の精神が尊敬されているが、実際に技術者や職人になるのは難しいようだ。これは、優秀なら管理職になって楽に大金を稼ぐのが当然という風潮も大きな影響となっているだろう。この考え方を変えない限りは、日本やドイツのような「匠の国」になるのは難しいに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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