記事は、中国人の多くは日本ならではの文化について理解を深めつつあり、「漫画や温泉、日本料理や歌舞伎といった文化はこれまで多くの中国メディアで取り上げられてきた」と指摘。しかし、日本にはまだ中国人に知られていない文化も多くあり、旅行先として日本に関心を向けている中国人にとっては未知の情報がまだまだ沢山あると紹介した。
続けて、日本ならではの文化としてまず「絵文字」を挙げた。今では世界中で表情記号として浸透しているが、その発祥は日本にあるとし、「まだインターネットがない1990年代に、ポケベルから絵文字が生み出された」と説明。「絵文字」は現在、「emoji」という単語で世界で通じる存在となっているが、元々は日本のアイデアだったことは、中国人を驚かせたようだ。
また、日本人の「トイレに対するこだわりは、もはや1つの文化である」とし、かつて爆買いの対象となった「温水洗浄便座」には、マッサージや温風乾燥、殺菌消臭機能が搭載されているとし、こうした細部への配慮は「日本人がトイレを清潔で美しく保とうとする文化である」と主張した。
その他にも「弁当文化」を紹介し、日中の鉄道で販売される弁当はこれまでも比較されてきたが、「日本人が職場や学校に毎日手作りで持って行く弁当もすごい」と紹介。栄養バランスと見た目のインパクトから「中国人が知っている弁当の概念を大きく覆すものだ」として、キャラ弁を紹介した。
現在、日本の文化に強い関心を抱く中国人は増えている。どんな些細な事でも目新しい情報を貪欲に知ろうとしている様子が伺えるが、中国人の日本に対する理解が進むのは喜ばしいことではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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