中国メディアの今日頭条は2日、日本の漫画やアニメにはしばしば「中国人キャラクター」が登場するが、このキャラクターには日本人の固定概念が反映されており、中国人からすると理解に苦しむものもあるとする記事を掲載した。
記事は、かつて推理小説が大衆の人気を集めた黄金期に、英国の推理作家ドナルド・ロックスが記した「ロックスの十戒」について触れ、推理小説を執筆する際のルールの一つに「中国人を登場させてはならない」というものがあると紹介。これは、中国人が武林の達人として物語に登場すると、推理の軸が揺らいでしまうとして含められたものと説明した。
しかし、時代は移り変わり、「現代のアニメや漫画、ゲームには必ず中国人キャラクターが登場するようになっている」と指摘。なかには中国人キャラが主役として描かれるものもあるが、「日本のアニメーターが描き出す中国人キャラクターには大きく分けると3つのパターンしかない」と主張した。
その3つのパターンのうちの1つは「カンフーの使い手」であること、2つ目は「中華料理を作る料理人」であること、3つ目は「チャイナドレスを着て、女性の髪型は二つにまとめたお団子ヘアー」というものだと主張。
これらのパターンは日本人の中国人に対する固定概念を示しているとし、中国人からすると理解に苦しみ、複雑な気持ちになるようだが、ストーリーを展開させるうえで重要な役割を果たす中国人キャラクターも多いゆえに、「中国の要素は日本のアニメや漫画の関連産業に大きな利益をもたらしているのは間違いない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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