中国メディア・東方網は、卓球スウェーデンオープン女子シングルス決勝で、中国の陳夢選手が4-3で伊藤美誠選手に逆転勝ちし、伊藤選手による2年連続の「中国主力選手を3人撃破しての優勝」をギリギリのところで食い止めたと報じた。

 記事は、昨年のこの大会で伊藤選手が劉詩ブン(雨かんむりに文)選手、丁寧選手、朱雨玲選手の中国主力3選手を撃破して優勝し、中国卓球界に衝撃を与えたことを紹介。
今年の大会でも、メディアをシャットアウトしてののトレーニングを積んだ伊藤選手はこれまでに王曼ユ(日+立)選手と孫穎莎選手を破って決勝に進出し、昨年の「奇跡」に王手をかけていたとした。

 そのうえで、決勝では伊藤選手が第1ゲームを先取すると、第2ゲームも中盤まで伊藤選手がリードしたが、ここから陳選手が徐々にペースをつかみこのゲームを逆転で取ると、続く第3、4ゲームも連取したと説明。すると伊藤選手も第5、6ゲームを取り返して追いつき、勝負の行方は最終ゲームまでもつれ込んだと伝えた。

 そして、最終ゲームでは、中盤に大きくリードを広げた陳選手がそのままリードを保ってものにし、ゲームカウント4-3で勝利したと紹介している。

 現状ではやはり日本勢に比べて中国勢の実力が何枚も上だという言わざるを得ない。一方で、中国勢は少しでも気を抜けば食われてしまうという危機感と緊張感を日本勢に対して持っているようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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