記事はまず、日本はノーベル賞受賞者の多い国だと紹介。後に外国籍を取得した人を含めると27人が受賞しており、欧米以外でこれほど多くの受賞者のいる国はないという。今世紀以降の日本は自然科学分野に関して米国に次いで受賞者の多い国だと紹介した。
では、なぜ今後はノーベル賞の受賞者数が減少していくという見方があるのだろう。記事は、日本の科学論文の数が減少していることを指摘、論文の多いのは米国と英国の大学で、日本の大学は後ろのほうに位置していると伝えている。また、論文の被引用数も減少していると指摘。論文の被引用数とノーベル賞受賞とは関連があるとしている。
記事によると、論文数や被引用数が減少していることは、近年の日本の「研究能力の低下」を示しているそうだ。ノーベル賞の場合、約25年前の論文が重視されることが多く、中国は最近論文発表数や被引用数が増加しているため、このままでは今後「日米の受賞者は減少していき、中国人の受賞者が増えていく」と考えられるとした。
こうした危機的な状況は、過去の日本のノーベル賞受賞者たちが再三警告していることで、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏は、「このままでは日本からノーベル賞受賞者が生まれなくなる」と述べており、2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏も「かなり瀬戸際だと思う」と、今後の日本の科学分野を危惧している。
中国は現在のところ受賞者は少ないものの、研究費の投入や論文数、被引用数を見ると、将来的には中国の方がノーベル賞受賞の可能性が高いのかもしれない。
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