そもそも、この正座の歴史は、古くは中国にさかのぼると指摘。その後、江戸時代には参勤交代を制定した江戸幕府が、全国の大名たちが将軍に向かって「正座」するように決められた。今では、畳の部屋に座ることも少なくなってはきているが、それでもカーペットや座敷で女性が自然と正座しているのを見ると、驚く中国人もいるようだ。
では、なぜ日本人は正座をするのだろうか。中国メディアの答えは「健康のため」という驚きのもの。では、正座は本当に健康にいいのだろうか。足首の屈伸は胃腸を整える作用があるそうだ。こうしたことからも、正座はヨガのポーズにも取り入れられているほどだ。さらに、正座をしているとしびれるが、実はこれは体に悪い作用ではなく、むしろ血行を促進する効果もあるとのこと。また、正座後に足を延ばすことで、ストレッチ効果もあり、疲労回復も期待できると解説している。
とはいえ、ネットの書き込みでは「日本は今や先進国で、日本人女性も毎日忙しくしている。どこに毎日畳に座る時間があるんだ? 日本の家庭では畳すら見ないよ」との現実的な意見も見られた。
こうした記事が書かれるのも、中国のネット民が日本の文化や伝統に興味があるからだろう。中国メディアは、「日本はたとえ時代が変わっても、古来からのマナーや文化や伝統を今でも大切に保存しているのは素晴らしいこと」と結んでいる。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
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