記事は、小米の日本進出に関する情報について、同社の携帯電話製品市場チーフマネージャーが事実であると認めたことを紹介。
一方で、日本のスマートフォン市場は世界でも特殊なため「孤島」と称されてきたとし、長きにわたりアップルのiPhoneが圧倒的なシェアを持ってきたと解説。今年第2四半期の日本国内シェアも37.8%でトップだったと紹介している。また、キャリアが機種を販売する独自のシステムにより、キャリアとのつながりを持たない新規ブランドの参入は非常に難しい状況が続いてきたとした。
そのうえで、日本の携帯電話市場では新たな動きが起こっており、10月1日からは端末料金と通信料の分離が義務化され、ハイエンド機を比較的低価格で手に入れることが難しくなったことから、日本のメディアからは中国のスマートフォンブランドにとっては追い風になるとの見方が出たことを伝えている。
さらに、中国の携帯電話業界シンクタンク「第一手機界研究院」の孫燕?院長が「市場が方向転換すれば、キャリア側から進んでコンタクトを取ってくる。中国産スマホは価格的な優位性を持つとともに、サプライチェーンでも強みを持つ。近い将来、日本の市場にも中国ブランドの旋風が起こることだろう」との見方を示したことを紹介した。
数年前から積極的に海外進出しながら、日本市場には一貫して手を出してこなかった小米が今、満を持して日本進出を決定したということは、おそらく何らかの勝算を持っているはずである。小米は中国内外で高級機から入門機に至るまでバリエーション豊かな製品をリリースし続けている。特殊な日本の市場に向けて、どのような機種を繰り出してくるのか楽しみだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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