日本では近年様々な地震や台風などの自然災害による被害が多く、深刻な被害も発生している。そのためか、お隣の中国では「日本は人が住むのに適していない」という人がいるようだが、実際にはどうなのだろうか。
中国メディアの今日頭条はこのほど、「自然災害が多い日本は人が住むのに適した場所ではないという話は本当なのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本で発生する自然災害の多さについて、幾つものプレートが重なる日本では、地震や火山活動もかなり活発だと紹介。さらに、津波は「Tsunami」とそのまま英語になるほど頻発しており、夏には台風による被害も大きいと、いかに日本には災害が多いかを強調している。

 では、日本は「人が住むのに適した場所ではない」のだろうか。記事は、それは「錯覚だ」と指摘。日本には森が多く、気候も温暖で降雨量も非常に多い。そのうえ「地形がさまざま」なので、それぞれの地形に合った生物が生息していて多様性があるので食材も豊富だ。古代においても、陸続きでなかったおかげで伝染病から守られ、戦争や飢饉も少なく、「日本は昔から非常に住みやすい場所だった」としている。

 ただ、日本には鉱山資源が少ないことと、世界的に飢饉や伝染病が少なくなっているため、日本の災害がクローズアップされるようになってきたと記事は分析した。結論として記事は、日本という場所はいろいろな生き物の生息する資源の豊かな場所で、地理的条件も優れており、「人が住むのに適していないことはない」としている。

 近年の自然災害による被害は大きく感じるが、台風や大雨被害などは地球温暖化に伴う異常気象が起因しているとも言われる。これは世界的な傾向であり日本だけの問題ではないと言えるだろう。
全体的に見ると、やはり日本は「住みやすい国」であることに変わりはないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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