中国人が日本人に抱いているイメージが、実際には現実とはかけ離れているものが少なくないという。中国メディア攀達日言吾で、中国人が勘違いしがちな7つのことが紹介されている。


(1)日本人はみんなアニメと二次元が好き

 中国人が幼い時から見るアニメのほとんどは日本のもの。また、中国のニュースなどで、日本ではアニメやゲームのコスプレコンテストも盛んに行われていると報道されているため、日本人はみなアニメが好きだと誤解されている。

(2)日本人はみんな畳の上で寝る

 アニメや漫画で描かれる日本人は畳の上に布団を敷いて寝ている。朝になれば布団をたたんで押し入れに入れ、夜になれば押し入れから出して寝ている、というスタイルだが、現在ではベッドで寝る家庭も多くなっている。

(3)日本人は常に奇抜な服装をしている

 ファッション誌で紹介される日本の若者は、ミニスカートやダボダボのズボン、ヒールがかなり高い靴を履いた人が登場している。しかし、実際に日本の街に行ってみると、そうした奇抜なファッションの人はごく一部で、全体的には地味な印象を受けるかもしれない。

(4)日本人はいつも寿司や刺身を食べている

 日本料理店に行けば寿司やさしみを食べるためこれらの誤解が生じている。とはいえ、日本人がことさら寿司や刺身ばかり食べているわけでない。刺身や寿司は日本人にとってもそれなりにごちそうだ。

(5)日本はハイテクに満ちている
 日本のテクノロジーに関するニュースではロボットウェイターやAI妻などが紹介されている。日本は半導体とロボット工学の分野で世界をリードしているといえるが、だからといって日本中の街にテクノロジーがあふれる近未来都市のよう、でもない。

(6)日本人はみな電車の中で読書をする

 日本の映像と言えば、満員の地下鉄。
そして、その中で日本人はそれぞれ本を読んでいる。何度も映し出されるこうした映像を見ているうちに、「日本人が電車の中ですることは読書」という偏見が生まれている。現在は、日本でも電車の中で携帯を手にしている人の割合が圧倒的に多い。

(7)日本人女性は温和で物静か

 日本のドラマやアニメでは、日本人女性とは専業主婦で、ものごしが柔らかいお母さんのように描かれている。とはいえ、最近では働く女性が多く、独立してバリバリ働く女性だってたくさんいる。

 そもそも、こうした日本人に対する誤解はどうして生まれるのか。中国では、多くの子どもたちが日本のアニメを見て育つため、大人になってからもこうした偏見をぬぐえないでいるのだ。こうしたプロトタイプな日本人に対するイメージも、旅行で日本を訪れると「思い描いていたイメージと違う」と感じるのかもしれない。しかし、それはそれで新鮮な旅行の体験の一部になっているようだ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


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