現在日本のトキはすべて中国から提供されたトキの子孫である。中国メディアの今日頭条は21日、「どうしてパンダよりも貴重なトキが、中国では繁殖しているのに日本では絶滅してしまったのか」と題する記事を掲載した。中国では野生のトキが7羽まで激減しながら、2009年にはなんと3000羽まで増加したという。
なぜ、日本の野生のトキは絶滅してしまったのだろうか。記事は、日本人が熱を入れすぎたことに問題があったのではないかと指摘している。日本では、ロシアと朝鮮半島に続き絶滅する可能性が出てきたことで、世論に押される形で1981年に野生の5羽のトキを捕獲し人工的に飼育したが、結果的には、この方法が失敗だったのではないかと主張した。
中国では、日本の失敗を教訓とし、「熱狂的なフィーバーを回避しながら、静かに保護活動を行った」と紹介。国内をくまなく探し、見つけた野生のトキ7羽を「日本のように捕獲するのではなく保護区を拡大して農薬の使用や森林の伐採を制限し、トキの生育環境を守る」という方法を取ったという。自然繁殖と同時に人工繁殖も研究を進めるなどの策が成功したのだと伝えている。
記事は結論として、動物保護は本来の目的を見失うべきではないと主張。日本の場合、トキが注目されすぎて国民を納得させることが目的になってしまっていたのではないかと指摘している。野生のトキが絶滅してしまったのは残念なことだが、中国産の成鳥を元に行われてきた野生復帰が進み、現在では野生と飼育下のトキを合わせて543羽が確認されているという。
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