まず1点めに挙げたのは、シンプルで素朴な環境だ。
次に挙げたのは、自分のものは自分で持つ習慣づくりである。日本では保護者が子どもを迎えに行っても、子どもの荷物をすべて持つということはないと説明。この点は「こんなに物を持たせたら、子どもがくたびれてしまう」と考えて子どもに荷物を持たせない中国の保護者とは大きく異なるとし、日本では自分の荷物を持つという小さなところから子どもの自立性を育んでいくのだと伝えている。
3つめは、年齢が異なる子どもたちを一緒に教育する機会があること。通常の保育が終わった後に行われる預かり保育では、学年を問わずみんなで遊んで時間を過ごすとし、このような経験を通じて、年齢の大きな子は年少者の面倒の見方を学んでいくと説明した。
そして最後に挙げたのは、食育の重視である。「いただきます」、「ごちそうさま」を言うところから、食事を作ってくれた人への感謝の心まで教えることで、食事を通じて子どもたちの心を豊かにすることが教育として重んじられているとした。
幼稚園の子どもたちにとっては、まさに遊ぶことが日課そのものであり、遊ぶことが勉強にもなる。中国では受験教育へのスタート地点と捉えている保護者も少なくないが、一方で日本の幼児教育を参考にして「心の豊かさ」を育もうと考える教育従事者や保護者も増えつつあるようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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