中国メディア・東方網は25日、「どうして中古車市場の大部分は日系車なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、今や中国において自動車が多くの人にとって欠かせない日常の交通手段となっており、金銭的な理由から中古車市場を利用する人もいると紹介。
そして、中国の中古車市場を見てみると日系車が大多数を占めていることに気づくとしたうえで、中古車業者が積極的に日系車を買い取る理由について4つの点を挙げて説明している。

 1つめは、日系車は品質が高く、耐久性や経済性に優れている点だとした。中古車であっても消費者は長く使えるかどうかを重要なポイントと考えており、故障率が低く、小さな故障ならすぐに直せるうえ、燃費もいいことで定評のある日系車が自ずと人気の的になるとした。

 2つめは、値崩れがしにくいことを挙げている。中古車業者は買い取った車の価値が急激に低下することを恐れており、その点で日系車は大きな強みを持っていると説明。また、2年ほど乗った後に売ることを考えれば、消費者にとっても値崩れしないのは非常に喜ばしいことだと伝えている。

 3つめは、日系車は広く名の知れたものが多く、消費者が広い選択肢から選べる点を挙げた。また、中古者業者にとっても日本車を多数取り揃えておけば車が売れないという心配がないとしている。そして、4つめでは、もともと新車販売で日系車の台数が多いため、中古車の取り扱い数も自ずと多くなると説明した。

 記事は最後に、中古市場において日本車は値崩れしない、耐久性に優れているといったメリットにより多くの消費者から人気を集めており、中古車業者も日本車を好んで買い取るのだとし「消費者、業者双方にメリットがあるからこそ、中古市場に大量の日本車が並ぶのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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