中国メディア・東方網は13日、近年中国で人気を集めている柑橘類の品種の多くが、日本の「柑橘王国」である愛媛県で生まれたものであるとする記事を掲載した。

 記事は、今季の中国における柑橘市場は不景気であるとする一方、四川省で栽培されている「愛媛38号」は好調な売れ行きを見せていると紹介。
名前に「愛媛」とついているように愛媛県で開発された品種だとするとともに、愛媛県は多くの優秀な柑橘の品種を生み出していると伝えた。

 そして、地図上ではとても小さな愛媛県には柑橘栽培の長い歴史があるとし、1922年には初めての果樹栽培実験室が設置されたと説明。それから100年近くの時間の中で、日本国内のみならず世界に向けて優秀な柑橘類の品種を生み出しており、中国も愛媛から優れた品種を数多く引き込み、多くの果物農家を潤わせていると紹介した。

 そのうえで、四川省の眉山で栽培され、香りと甘さ、豊かな果汁を持つ「愛媛38号」のほか、近年人気が出ている柑橘品種で、個体の大きさと非常に高い糖度が特徴的な「紅美人」(日本名「紅まどんな」)、形が大きく、果汁が多いほか、皮が薄い特徴を持ち、皮が薄いゆえに栽培が難しい「甘平」などを、愛媛県で生まれて中国でも栽培されている品種として取り上げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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