記事は、中国では経済が成長するに伴って人びとの収入が増加し、消費に巨大な変化が生じていると説明。かつては「お腹いっぱいに食べる」ことが人びとの願いであり、当時の中国では農作物の生産は「量」が重視されていたが、現在は安全、健康的、高栄養価という条件を満たした高品質の農作物が求められるようになっていると指摘した。
一方、日本の高付加価値農業は世界で高く評価されており、優良品種の育成栽培や新品種の開発、栽培技術、農業設備、農作物の品質などの様々な点で世界一流の水準にあると指摘した。では今後中国が高品質の農作物を生産するために、日本の高付加価値農業のどのような点に注目すべきだろうか。
これについて記事は、日本の高付加価値農業の成功の背後には「農協」の存在があると指摘。農協は高品質の農作物を生産する技術においても販売する面においても農家を全面的に支援していると紹介、そのため農家は自分の時間とエネルギーを生産管理のために最大限活用できると説明した。
しかし、中国の場合、農家は生産から販売に関わる工程のすべてを自分自身の技術、知識、経験、能力に頼って行わなければならないと指摘。現在の中国農業が量から質への変化を遂げるには、日本の農協のやり方に見倣う必要があると提言した。
中国の農村部では「ご飯を食べたか」、「お腹いっぱい食べたか」などの挨拶が今でも使用されている。これは食糧が不足していたかつての中国の名残りと言えるが、現在の中国では食の安全問題が多くの人の関心事となっており、中国の農業も「質の追求」への転換が求められている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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