新型コロナウイルスの感染拡大が広がる前、中国のネットユーザーが日本社会に抱く印象の上位には「清潔、衛生」があり、しばしば日本の街がいかに清潔か、日本人がいかに衛生観念を大切しているかが紹介されてきた。日本でウイルス感染者が増加する中、中国世論における日本の「衛生」に対するイメージには変化が起こっただろうか。


 中国メディア・今日頭条は8日、日本の飲食店では食べ残したものが明らか浪費であると分かっているにもかかわらず、「お持ち帰り」の習慣がない理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、最初の理由として、そもそも日本国内では「お持ち帰り」という考え方が定着していない点を挙げている。中国では飲食店で食べきれなかった料理について、店員に頼むと当たり前のように持ち帰り用の袋やトレーを持ってきてくれるが、日本で店員に「持ち帰りたい」と言っても怪訝な顔をされるばかりで埒が明かないとしている。

 次に、店側が衛生面の問題を気にしていることに言及。日本では食品の衛生に関して厳しい管理が行われており、どの店も衛生基準に引っ掛からないように努めているとしたうえで、提供した食べ物についてひとたび問題が発覚すれば店にとっては大きな損害となり、場合によっては営業停止という事態になってしまうため、このようなリスクを避けるために食事の残りを持ち帰るような考え方には至らないのだと伝えた。

 記事は、食べ残しを「お持ち帰り」する文化がない日本では今、食品の深刻な浪費問題が取りざたされていると紹介。その中で、日本政府が宴会開始30分間と終了前10分間は自分の席で食事に集中する「3010」運動を提唱するなど、浪費削減への取り組みも本格化しつつあるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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