記事はまず、日本の状況について紹介。人口600万人にも満たないデンマークでさえ、すでに感染者が1000人を超えたが、1億2000万人の人口を抱える日本で20日にようやく1000人を超えた程度というのは、「なかなか優秀」だと指摘している。記事は、日本は検査数が少ないので実数は不明としつつも、軽症者には自宅で待機してもらう方法で医療崩壊を防いでいる。
シンガポールの成功は、感染拡大国の入国を禁止して水際対策に力を入れ、違反者には非常に厳しい罰則を設けたことや、日本と違ってマスク着用を推奨するのではなく、少しでも具合が悪ければ病院へ行くよう奨励したことなどを評価した。しかしこれは、小国であるシンガポールは医療が充実していたからだとも指摘している。
ではなぜ欧州は「日本やシンガポールの成功」に倣えなかったのだろうか。記事は、欧州人の「勝手気ままな性格」のため、感染が拡大していたにもかかわらず、なお大勢で集まって食事したり飲んだりし、公共の場所でも「マスクしているのはアジア系ばかり」だったからだと分析した。記事によるとこれで感染拡大しないほうがおかしかったという。
中国では、公共の場所でのマスク着用が義務付けられ、地下鉄やスーパーなどではマスクをしたうえで体温計測をしなければ入れないほどなので、マスクもしないで出歩いている欧州人は信じられないと感じるのだろう。欧州では危機感が足りなかったと言われてしまうのは仕方がないとしても、感染者が爆発的に増加している今の状況は確かに危機的状況だ。今となっては、できなかったことを批判するよりもどれだけ被害を最小限に抑えられるかが重要だろう。
【関連記事】
これが日本人なのか・・・民度を計る実験をやってみて「驚愕」
日本を見くびってはいけないとの主張に、中国ネット「見くびるなどできるはずがない」
「地震がなくても倒壊」する中国の建物と、「地震でも倒壊しない」日本の建物=中国報道
新型コロナでも日本にとどまる在日中国人、その決め手は何だったのか=中国報道
新型コロナで「優しい対策」を取った日本は「我が国にとって最高の手本」だったのでは・・・=中国報道











