このナットは、日本では新幹線のほか、スカイツリーや明石海峡大橋などで採用されている。ハードロック社によると、過去40年間に世界中で数億個使用されてきているという。
記事はこのナットについて、日本古来の構造建築に使用されているクサビ原理に注目し、クサビを打ち込むという発想から発明されたと紹介。そこから改善を重ね、2個のナットを重ねて上のナットの中心をずらし、ねじ込むと下のナットの一片を強く押さえ込む構造になっている。
記事によると、このハードロックは公式サイト上でその原理と設計図が公開されており、模倣者も出現したと紹介。しかし、「成功者はいない」と指摘している。「発想自体は簡単だが、改善を重ねていかなければならない」からで、儲けにしか興味がない模倣者にはできないことだとしている。記事は、それができるのは、世界でも日本のハードロック社だけだ、と常に最高の製品を作ろうとする匠の精神を称賛している。
記事に対して、「設計図があっても、技術と材料がなければできないので中国には真似できない」という人や、「匠の精神がなければ、生き残るための仕事に成り下がる」という指摘、さらには「中国には永遠に値崩れしない不動産がある」と自虐的なコメントも寄せられていた。
ハードロック社は社長自らが特殊な工作機械を発案し、毎分数百個のナットの各寸法を、ミクロンレベルで測定する検査装置も導入しているという。儲けしか目に入らない「模倣者」にできることではなく、やはり仕事に情熱を注ぐ「匠の精神」がなければできないことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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