記事の筆者は日本に住んでいる中国人のようで、帰国する際には必ず日本の文房具を土産として持ち帰ると紹介している。中国の友人に頼まれる買い物リストにも文房具が入っているという。
では、日本の文房具のどこが中国人の心をつかんでいるのだろうか。記事はまず、「使いやすい」と紹介。ボールペンにしても、日本のボールペンはすらすら書けて使いやすいと称賛した。「質」も良く、中国で買ったボールペンは床に落とすともう使えなくなるが、日本のボールペンは衝撃を受けても使い続けられるので寿命に大きな違いがあるそうだ。
さらには、「種類の多さ」も指摘している。例えば、日本のボールペンには0.7や0.5、0.3など様々な太さの芯があるが、中国では基本的に1種類のため、日本に来て初めて「文房具というものはこんなに種類が多いのか」と視野が開かれたそうだ。
ほかにも、東大合格生の取ったノートから作られた「ドット入り罫線」のノートや、「視覚過敏にも優しいグリーンノート」があると紹介。日本人は口だけでなく実際にバリアフリーを実践していると感心している。また、中国ではほとんど見かけない「手帳」についても、天体観測手帳や、目標を書き込めるものなど種類が多いと伝えた。細かくて、計画的な日本人の国民性を表していると言えるだろう。
中国でも文房具の質は向上してきているものの、スマートフォン社会になっている中国では「ペンを持つのはサインをする時ぐらい」という人も少なくない。そのため文房具を使用する人も減っており、文房具が発展する余地があまりないのかもしれない。一方の進化し続ける日本の文房具は、さらなる発展を遂げていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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