新型コロナウイルスの感染拡大で、日本政府は生産拠点が集中する中国などから日本への国内回帰や第三国への移転を支援するため、2435億円を2020年度補正予算案に盛り込むことに決定した。これにより、多くの日本企業が中国から撤退することが予想され、中国では不安に感じている人もいるようだ。
中国メディアの今日頭条は11日、「日本企業が中国から撤退する可能性をどう見るべきか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、この流れは日本だけではないと指摘。米国も中国国内の米国企業を撤退させる方針で、政府が必要経費をすべて肩代わりするほど本気らしいと紹介。「マスクが手に入らずに大変な目にあった」フランスなど、他の西洋諸国も国内回帰の流れだと伝えた。これだけ多くの国の企業が中国からの撤退を決めているということは、それだけ新型コロナウイルス関連で「痛い目にあった」ということだろう。

 では、日本企業の撤退は中国にどれだけの影響を与えるのだろうか。記事は、短期的に影響が出るのは避けられないが「長期的に見れば痛手は大きくない」と指摘。中国撤退の流れは今に始まったことではなく、「すでにかなりの日本企業が東南アジアに移転している」からだ。また、日本企業が撤退すれば中国企業がその代わりに生産を担えるためむしろチャンスだと主張。さらに、自動車メーカーは中国市場をターゲットにして生産しているので撤退はあり得ないとしている。

 これに対して、「中国よりも日本企業の方に損失があるのでは」という意見や、「中国企業には必要な技術がある」、「すでに自給自足できる状態だ」などのコメントが寄せられ、日本企業の撤退を不安視している人は少ないようだ。しかし、外資系の企業が生み出す雇用の大きさや資本を考えると「喜ぶのはまだ早い」、「失業者が増える」との指摘もあった。


 実際、新型コロナウイルス問題では世界中で失業者の増加が懸念されており、中国で外資企業が次々と撤退すれば、失業者が増えるというのはそのとおりだろう。しかし、日本企業の中国撤退の流れは止められないものであり、やはり中国にとっては大きな打撃となるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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