中国メディア・東方網は19日、日本のバドミントンが強くなった理由について、マレーシア人コーチが「選手の自律性と、計画的な練習」の2点を挙げたとする記事を掲載した。

 記事は、ロンドン五輪以降日本のバドミントン界は目覚ましい成長を遂げており、その背景には韓国人の名指導者であるパク・ジュボン監督による長年の指導があるとともに、日本人選手の自律とシステマティックなトレーニングも不可分だとしたうえで、混合ダブルス日本代表のコーチを務めるマレーシア人のジェレミー・ガン氏が「日本の選手は規律を良く守るとともに、服従性が高くて賛嘆する」と語ったことを伝えた。


 また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在日本バドミントン協会はナショナルトレーニングセンターを閉鎖しているとしたうえで、同コーチが「ここの人は規律をよく守る。正式なトレーニング拠点閉鎖の指示が出る前から選手たちは人が密集する機会を避け、自宅トレーニングに取り組んでいる」と評したことを紹介した。

 同コーチはさらに、日本の選手がトレーニングを真剣に取り組む姿勢についても「ここで2年やっているが、彼らをリスペクトしている」と述べたほか、バドミントン日本代表は「1年前の時点で、次の1年の計画を知ることができる。変更があっても微調整だ。これはコーチの仕事をする上での負担が軽減される」とし、計画的な練習体制が確立されていることで、より効果的な指導ができるとの考えを示したことを伝えている。

 東京五輪でメダルが有力視されているバドミントンの日本代表だが、新型ウイルスの感染拡大によってモチベーションを保つことも、身体のコンディションを保つことも難しい状況になっている。一日も早く日常が戻り、各種スポーツで日本人選手が活躍するシーンを見たい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
ベトナム初の地下鉄が開通へ、技術を提供したのは日本だ
中国のテレビで初めて放送された、日本のドラマって何?=中国メディア 
どうして日本に行きたいかって? これだけの理由を並べれば十分だろう! 
山西省の仏教建築群、どこかに似ていると思ったら日本の京都だった! =中国メディア
日本の苗を取り寄せ、高品質なスイカ栽培に乗り出した中国の農村=中国メディア 
編集部おすすめ