情報化社会の現在は世界中の情報を瞬時に手に入れられるようになったが、やはり実際に行って見聞きするというのは新たな発見が多いようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を初めて訪れたことで、「知識として知っていた以上の理解を得た」とし、日本旅行の収穫を紹介する記事を掲載した。
「責任とは何かを知らないすべての人が日本に行くべきだ」と伝えている。

 2019年9月に日本旅行を楽しんだという記事の中国人筆者は、大型台風の直撃を受けて大変な思いをしたものの、それを上回る良い経験ができたと紹介している。例えば、ラーメン店に入った際、「客が礼儀正しいことに驚いた」という筆者。ある客は、ラーメンをスープまで飲み切って店員に「ありがとう」と一言掛け、席を立つ際には置いてあったふきんでテーブルを拭いてから去ったと紹介。客がテーブルを拭いていくなど中国ではあり得ないことであるため、筆者は非常に驚いたようだ。

 それを「店のサービスに対する礼儀」と解釈した筆者は、驚くと同時に温かな気持ちになり、友人と2人でさっそく真似してテーブルを拭いてから帰ったそうだ。やってみて、中国でよく言う「文明的」という言葉とは違った、食べ物にきちんと向き合い、作ってくれた人に感謝を示す、すがすがしさを味わったと振り返っている。

 他にも、駅で落とした帽子を駅員が取ってくれたり、バスを乗り間違えたときには運転手がわざわざ声をかけて助けてくれたりという「中国では期待したこともない親切」を受けたという筆者は、「これが責任感というものなのか」と実感したそうだ。それまでの日本の知識も間違ってはいなかったが正確ではなく、「ごく短期間の滞在で日本に対する見方が一変した」と振り返っている。

 人にしてもらって心地よかったことは、自分も他人にしてあげたくなるものなのかもしれない。店の人でも客でも、誰もが人として相手に敬意を払い、親切に対応するというのが、中国人筆者の言う「日本人の責任感」なのだろう。

 記事に対して、実際に日本に行ったことがある人から、「日本は本当にこういう国」と称賛するコメントや、逆に「いつから中国はこんなに冷たくなってしまったのか」とため息をつく人、さらには「お金に余裕のある人や若い人がどんどん海外に行って見聞を広げるのは良いことだ」などの感想が寄せられていた。
一人ひとりが「責任感」を持つという、この日本の良さを保っていきたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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