紹介されているのは、野口聡一宇宙飛行士のコメント。
まず一つ目の秘訣は、自分で生活のルーティンを設ける、というもの。国際宇宙ステーションでは、宇宙飛行士の動きは制限され、他の人に会うこともできない。彼らの精神状態は今の日本人が直面しているストレスと似ているかもしれない。この状況で簡単にできる一連のルーティンが役に立つという。例えば、毎朝起きたら、まず水を飲んでから運動をする。これを毎日の習慣にすることによって、一定の生活リズムを保つことができる。
二つ目はコミュニケーション。閉鎖された空間である宇宙船内で快適に過ごすにはコミュニケーションが欠かせない。やはり人間は社交的なかかわりがどうしても必要なようだ。
かつては、リラックスできたはずの我が家は今ではストレスの温床となっている家庭も多いだろう。外出自粛がもうしばらく続きそうな日本。「自分達の環境は宇宙船に比べればましかな」と考えて、メンタルヘルスに役立ててみるということなのだろうか。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)
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