今では日本に電気バスを輸出するまで自動車分野で力を付けた中国だが、それまではバスに日本車が重宝され、大活躍していた。中国メディアの今日頭条は23日、日野自動車のバスを感慨深く振り返る記事を掲載した。
「1990年代生まれの中国人は見たことがあるはず」だとしている。

 中国では経済発展とともに、都市ごとに市内を走るバスも新しく先進的になり、電気バスの普及率もかなり高く、乗車料金もモバイル決済できるシステムが導入されはじめているが、かつては日本製のバスが活躍していた時期もあった。記事は、かつて会社の送迎用で使用されていたと思われる日野自動車のバスを運転していたという元運転手の話を紹介。20年このバスを運転したが抜群に運転しやすく、通常の部品交換だけで「故障したことがない」ほどの性能の高さだったと称賛していたという。

 中国で愛されていた日野自動車のバスのすばらしさはそれだけではないという。記事は、車体はいつまでたっても色あせず新車同様で表面は光沢を保っており、タイヤのホイールもきれいなままだったと伝えた。客席の乗り心地も、乗ったことのある人なら分かるが非常に良かったと思い出している。このバスが廃車になった際に記念に撮ったという写真も掲載しているが、車内も外観も非常にきれいなのが分かる。そして距離メーターは56万キロを超えている。

 中国のバスは、最初はきれいでもなぜか数年も乗ればすぐに色あせ、さび始め、あちこち壊れ始めるものだ。座席が布製ではすぐに傷んでしまうためか、市内を走るバスの座席はプラスチック製になっている。日野自動車のバスが「中国で20年乗っても新車同様だった」というのは、メンテナンスの良さも関係しているだろうが、やはり品質の違いなのかもしれない。


 記事に対して、日野自動車のバスを懐かしく思い出す人が多かったようで、「このバスの椅子は、何十年乗っても変わらない!中国国内のバスと比較してみると分かる」、「100万キロ乗っても問題ないだろう」、「日野はバスもトラックも品質が確かに高い」と称賛する意見がずらりと並んだ。中国は電気自動車の分野で勢いがあるとはいえ、全体的な品質の高さでは日本の方が上だと言えるだろう。これからもこの高い品質を維持していきたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
人に優しく、住みやすい・・・中国人の目に映る日本の姿=中国報道
一度訪れると、どうしてもまた訪れてしまう国・・・それが「日本」という国だ=中国報道
日本の若者が留学したがらない理由が分かった「日本の居心地が良いからだ」=中国
韓国人は日本車に乗らないという噂・・・なぜ国産車を好むのか=中国報道
日本企業が中国から撤退したら「我が国の多くの工場が倒産するかも」=中国報道
編集部おすすめ