日本には遣唐使などを通じて古代中国から学んだ歴史があるが、近代では中国が日本から学ぶことも多かった。では、現在はどうなのだろう。
中国メディアの百家号は6月30日、「中国が日本文化から学ぶことはだんだん少なくなってきている」と主張する記事を掲載した。

 記事は、近代中国において日本から学ぼうとするブームは2度あったと紹介。東アジアで最初に改革を成功させた国として、日本は中国にとって大いに参考になり、東洋の文化を西洋文化と融合させた、いわばロールモデルになったという。最初のブームは梁啓超と魯迅の時代で、彼らは「中国を救う」ために日本から学び中国を変えようとしたとその努力を認めている。もっとも、中国に希望が持てずに日本に傾倒した人もいるとも付け加えている。

 2度目のブームは改革開放以後で、高品質の日本製品が評価され「日本製品が崇拝」されるようになったと記事は紹介。日本製品を使用して称賛しない人がいないほど中国人の心をつかんだと伝えた。そして、21世紀に入ってからも、日本で便座が爆買いされるほど日本製品は中国人の心を捉えている。

 しかし、記事によると3度目の波は来る気配がないのだという。記事は、確かにこれまでは日本の匠の精神や勤労の精神が高く評価されており、精密機械の分野などで日本は強いものの、「普通の人が購入する製品」では中国のほうがコストパフォーマンスに優れていると記事は主張。ねつ造や隠蔽など、日本製品の信頼を落とす出来事も日本では起こっており、そこに中国企業の台頭も重なり、だんだん「日本から学ぶことが少なくなってきた」のだという。

 記事は「あえて言えば、今日本から学べるのは若者を夢中にさせているアニメくらいのものだが、それもいずれは中国が追い越すだろう」と結んでいる。
あらゆる分野で力を付けてきた中国は自信も付けたのか、自画自賛を繰り返しては自信過剰になる傾向があるようだ。とはいえ、日本文化の魅力や強みがそう簡単に薄れるものではなく、これからも中国のみならず世界中の人々を魅了していくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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