記事は、カレーについて14世紀ごろにインドやパキスタンで食べられるようになり、その後、インドカレー、タイカレー、インドネシアカレー、日本カレーという4大カレー体系が出来上がり、各地の特色に加えて黄色やオレンジ、赤、緑、白などさまざまな色のカレーが存在するようになったと紹介した。
その上でまず、本場インドのカレーについて「ちょうどよい粘度をした黄褐色のカレーは抜群の味わいであり、うまみがあるうえに辛さや香りも充分に備えている。そして、一緒に添えられる焼き立ての香ばしいナンが最高だ」と評した。
次にタイカレーについて触れ、ココナッツミルクをふんだんに使うことから総じて白い液体であり、緑色のトウガラシを用いたグリーンカレーがポピュラーであると紹介。鮮やかなグリーンの見た目とは裏腹に、食べてみると「スーパー無敵の辛さである」とし、そのおいしさ以上に強烈な辛さが印象に残るとしている。
そして、日本のカレーについては明治時代に欧州から伝わったものであり、インドやタイのカレーとは全く異なるものであるとしたほか、辛さを抑える一方で果物などの甘さが感じられる味わいであると説明。わずか150年の間で日本人は「日本カレー」を作り上げるとともに大量生産を実現し、今や世界トップクラスのカレー消費国であるとともに、世界の市場において本場インドを凌ぐほどの知名度と影響力を持っているのだと伝えた。
さらに、日本にはどろりとした濃厚なカレーだけではなく、北海道から全国に広まったスープカレーも存在すると紹介。粘度が薄いながらも味わい深いカレースープにジャガイモ、ピーマン、ナス、カボチャなど多種多様な素揚げの野菜、そして、骨付きの鶏肉など肉類が配され、おいしいのはもちろん、身体を温めるほかに栄養も満点という優れたカレーなのだとしている。
寒い時期に食べるカレーも最高だが、暑い夏に食べるカレーもうまい。大いに発汗が促進されて気分が爽快になるうえ、スタミナ補給にもなる。インドカレーでも、タイカレーでも、日本のカレーでも、夏こそ食すべき料理と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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