JR旅客6社によると、今年はお盆期間の新幹線と特急の利用者が激減し、前年同期比76%減になったそうだ。コロナ禍の直撃を受け厳しい業界だが、質の高さに変わりはない。
中国メディアの快資訊はこのほど、中国人による新幹線乗車体験を紹介する記事を掲載した。日本人の細部にわたる配慮を実感したと称賛している。

 記事の中国人筆者は以前、新幹線で青森に行ったことがあるそうで、特に新幹線の「トイレ」に感銘を受けたようだ。記事は、日本の新幹線のトイレは「小さいのになんでも揃っている」と紹介。男女共同トイレには、温水洗浄便座はもちろん、緊急呼び出しボタン、チャイルドシート、おむつ交換台、自動水栓、手すり、洗面台とあらゆる機能が詰まっていると伝えた。中国の高速鉄道車両は、最高速度では新幹線より速いが、このようなトイレは見かけない。

 記事は同じ車両にあったもう1つのトイレも紹介。それは車いす利用者も使用しやすい障がい者用のトイレで、ドアが自動でボタンが低い位置にあり、洗面台も低く設計されていたと感心している。中国では「障がいを持つ人の利用を一切考えていないのではないか」と感じるほど、公共の場所は高齢者や障がい者に不親切な設計であることが多い。近代的で新しい高速鉄道の車両でもそれは同じだ。
 
 記事は、新幹線のトイレで一番感動したのは「緊急用呼び出しボタンが2つあった」ことだと振り返っている。1つは便座のわきで座った時でも届きやすい位置に、もう1つは万が一トイレの中で倒れて起き上がれなくてもボタンを押せるように、床近くの低い位置にも設置されていたと紹介している。
これは、車いすなどの障がい者の立場にならなければ分からないことである。障がい者のための設備があっても、形だけで使えないものばかりの中国は大きな違いだ。

 記事は、日本の新幹線のトイレを振り返り、「臭くもなく、座るのが苦痛どころか楽しい時間にさえなった」と称賛しているが、日本の新幹線は主要駅と連結していて乗り換えに便利なうえに中国のように荷物検査などもなく、快適に利用することができる。日本の新幹線はトイレを含め、さまざまなところで利用者への配慮や親切な設計を見ることができると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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