記事はまず、多くの海外ブランドが中国市場に進出していると紹介。例えばヤクルトは、名称も中国風ですっかり中国市場に溶け込み、中国企業だと思っている中国人も少なくないようだ。その一方で日本らしさを前面に出し、まるで日本ブランドであるかのように売り出している中国企業も多いという。その代表格が「MINISO(メイソウ)名創優品」だ。ロゴはユニクロを、商品は無印良品を思わせると記事は紹介。商品のパッケージには日本語が多く使用されており、短期間で中国全土に出店して一躍人気の店となっている。多くの中国人は日本ブランドだと信じて疑っていないが、実際のところは中国企業だ。今では世界80カ国以上で展開しており、日本人には想像もつかない発想とそれを実行できる大胆さを兼ね備えているといえるだろう。
また記事は、日本風の名称とパッケージで日本製品であると確信犯的に信じ込ませ、大人気になっている「元気森林」という飲料メーカーもあると紹介。商品には「日本国株式会社監修」という文字まで入っているが、やはり日本とは何の関係もないメーカーで、こちらもなかなか大胆だといえるだろう。
記事の中国人筆者も「消費者をだますようなことをする」というモラル面の問題を指摘しているわけではないようで、むしろ今でも中国人消費者が「外国ブランドを信頼している」ことに意気消沈しているだけのようだ。問題にするところが違うような気もするが、これが日本人と中国人の感覚の違いというものなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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