中国・西安市から長野県のリンゴ農家に視察団の一員として訪問したという記事の中国人筆者は、日本の農家がどのように消費者に安全な農作物を提供できるようになったかを知り、中国との間に大きな隔たりを感じたそうだ。
記事はまず、日本の果樹園は「土壌が違う」と指摘。どんなに管理が徹底していても、土が痩せていれば質の良い果物を作ることはできない。筆者らが視察した農家は、土壌中の有機質の割合が高く、中国の有機栽培を目指している農家の割合の7倍近かったと伝えている。中国が毎年順調に有機栽培を目指して改革していったとしても、「日本の水準になるまでに50年かかる」と計算している。
では、日本の農家はどのように肥沃な土を作ってきたのだろうか。記事は、日本にも化学肥料を大量に使っていた時期があったが、4つの方法で改善してきたと紹介した。まずは「生産量より質を向上させる」目標を立て、「有機質の肥料を作る」こと、それから「化学肥料と農薬を制限」し、「地表面を草で覆う」ことで、良い循環を作り有機質の高い土づくりに励んできたとしている。土壌が元気になると、病気にもなりにくくなるそうだ。
記事は、中国の果樹園はこの4つがどれもできていないと反省している。中国の農家は盲目的に量を追求し、大量に同じ種類の化学肥料ばかり使い、落ち葉も剪定した枝も草さえもすべて別の用途に使うために取り除いてしまい、「冬の果樹園は地面に何もない」そうだ。
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