記事はまず、最初に日本で三国志の人気が出たのは江戸時代の元禄時代にまでさかのぼると紹介。次に昭和期の吉川英治氏の小説で2度目の三国志ブームが沸き起こり、この小説では諸葛孔明が賢く人情味にあふれた「軍神」として描かれて大人気になったと伝えた。そして、近年ではゲームや漫画、映画のなどのエンターテイメントの影響で3度目の三国志ブームが日本にやって来たとしている。
それにしてもなぜ日本人はこれほど三国志が好きなのだろうか。記事は、一番の理由として「国民性に合っていた」と分析。江戸時代においては、階級制度により身分は血縁関係で決められ、代々受け継ぐものという意識が根強かった日本人には、「天下は努力により勝ち取る」という三国志のメッセージが心を打ったのではないかとしている。時代的にも元禄時代は戦国時代からそれほど遠くはなく、実際に江戸幕府に反抗することはなくても下克上の気概が残っていたことも関係していたと分析した。
しかし記事は、「本当に三国志の本質を理解しているのは中国人しかいない」と断言。そもそも文学作品としての三国志と史実としての三国時代は違っており、厳粛な歴史としての三国時代と文学作品を一緒にすべきではないと論じた。
とはいえ、三国志好きな日本人は確かに多く、その知識の出所の多くが文学作品としての三国志であるとはいえ、日本人がこれほど三国志に興味を持って好きになっているのは中国人にとってもうれしいはずだ。
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