2020年3月に就役した海上自衛隊の潜水艦「おうりゅう」は世界で初めてリチウムイオン電池を搭載し、従来型の潜水艦よりも連続潜航時間が大幅に向上したといわれる。中国メディアの網易は21日、「そうりゅう型」の後継となるリチウムイオン電池搭載の潜水艦「たいげい」について紹介する記事を掲載した。
「革命的な進歩を遂げた」と伝え、その能力は原子力潜水艦に劣らないと主張している。

 記事は、10月20日に「たいげい」が正式に進水したと紹介。これまでの「そうりゅう型」と比べてより優秀で、さまざまな新技術を採用しているほか、「基準排水量が3000トンで、水中排水量は4300トンにもなると予想される」と伝え、その大きさに注目している。「通常動力型では世界最大の1隻」になるという。

 また、「たいげい」の建造費は約800億円であり、「おうりゅう」は約660億円であったことを考えると、140億円も多くの費用をかけていると指摘。「これは、それだけ新技術を使用していることを意味している」と分析し、「おうりゅう」よりも優れているとの見方を示した。

 そして記事は「たいげい」の最大のポイントはその「静粛性」だと紹介。艦橋が大幅に小さくなっていて潜水艦本体と融合しており、「一連のレベルアップにより静粛性を大幅に向上させている」と分析した。

 記事が指摘しているように、「たいげい」はその潜水時間と静粛性が最大のポイントといえるだろう。中国の潜水艦は静粛性で劣るといわれており、この点で日本の最新潜水艦をうらやましく思い、また強く警戒しているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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